各国の選挙と政党
選挙制度について考えてみよう
更新:2006年3月13日 月曜日
2004.11.(メモ書き段階、文章作成中) 青字:新規部分
  選挙制度についても考えてみませんか? (メモ書き段階、文章作成中)

私は、100ヶ国以上の多くの国々の選挙制度と政党制を(広く浅くですが)観測調査してきました。
多くの各国事例を交え、展開していきたいと思います
このサイトでは私の意見は極力述べない、価値観を押し付けないように
選挙制度についてだけは、一言。

2大政党制は本当に生活者にとり機能するのか
うまくいっているのは、

政党が2つしか無いというのは、その政党同士で何らかの馴れ合い、取引が行われる可能性が高い、政権の
独占とたらいまわし どちらも汚職まみれで
だって、片方の政党が生活者の支持を失えば、自動的に政権が転がって来る、2つの政党にとってはおいし
い制度 小選挙区という制度が、他政党の進出を阻み、2大政党を守ってもくれる。

「小選挙区・比例代表」は、一回導入してしまうと、なかなか制度改革が進まなくなる大変怖い制度なのです。

比例代表でも2大政党制の国は、結構あります。(オーストリア、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、
民意が望めば比例代表制でさえ、いくらでも2大政党制にもなりうるのです。
ですから、

政権交代が無いから 2大政党制

  単に「2大政党制」がだめとは言っていません。固定化された(例えば小選挙区制等、選挙制度によって第
3の政党の進出を難しくしたり、あるいは法律や暴力によって第3の政党を排除したりということ)2大政党制
に問題が多いと言っているのです。生活者にとり魅力の失った政党は、すぐ次の新興政党に取って代わると
いった、常に新陳代謝のある、流動性のある政党制が望ましいと思うのです。
  民意(得票率)の動向により政党制が変化する柔軟な制度にしておかないと、政党(政治)の新陳代謝が進ま
ない。
2大政党制の失敗例。…その結果としての低投票率としらけ。
小選挙区制
アメリカ:中道と中道右派
 2大政党以外の第3の勢力進出を法律(州法)で徹底的に排除。上流層を代表する「共和党」、中流層を代表
する「民主党」。下流層は無視され続けている「特殊な国家」。
パキスタン:中道、保守と大衆、保守。
 どちらも社会構造維持の保守政党。

比例代表制
コロンビア:中道保守と保守
 2大政党以外の第3の勢力進出を暴力で徹底的に排除。2大政党の体質は、社会構造維持、保持の事実上
の保守政党同士。その結果としての低投票率としらけ。



どちらも政策に大差の無い。隠れ体質は保守政党
腐敗(汚職)や談合(馴れ合い)で社会構造改革進まず。
2大政党制の成功例。・・・その小気味よい、ダイナミックな政権交代
小選挙区制
イギリス:

比例代表制
スペイン、等
選挙制度の弊害例・・・民意に対し強引すぎる小選挙区制、正直すぎる比例代表制
小選挙区制の弊害例。
フィリピン:
 政党政治が未だ確立しない。無数の島々で成り立っているという国土上の特殊事情もありますが・・・。

比例代表制の弊害例。
オーストリア(旧):
 2大政党が行政を侵食、行政の硬直化。
イタリア(旧):
 連立の組み合わせ事情により政権交代が起きない。政治、政権の硬直化。

中選挙区制の弊害例。
以下、しばらく続く・・・ 
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